知得大学開催いたしました。

西中医学会 医療介護連携室
竹林 信陽
平成28年7月30日(土)


料理教室と講座、2つをテーマに平成28年度 第2回(全4回予定)知得大学を開催いたしました。

「男性介護者向け 料理教室」
 講師:西中医学会 久保満希子管理栄養士
「無理せず、がんばれ男性介護者」
 講師:大阪城南女子短期大学 人間福祉学科 学科長 前田崇博教授

料理教室と前田教授の講座、男性介護者をテーマとした2つの内容で開催し、猛暑の中、14名の皆さまにご参加いただけました。



料理教室では、
久保管理栄養士が考えたレシピを基に男性介護者の皆さまに、
肉じゃが・きゅうりの酢の物・豆腐の味噌汁の調理をしていただきました。









調理開始から45分程ですべての料理が完成しました。

「肉じゃが」


「きゅうりの酢の物」


「豆腐の味噌汁」


料理が完成したあとは、ボランティアでお手伝いしてくれた城南女子短期大学の先生や、学生の皆さんと一緒に食事を楽しまれ、「美味しいね」などの料理の感想を話したり、交流を図っていただけました。







前田教授による、「無理せず、がんばれ男性介護者」講座では、

男性介護ならではの、長所短所を分かり易く教えていただきました。



少し、おさらいをすると

男性介護者のマイナス面は、
『抱え込み介護』
社会保障・サービスに頼らず自分だけで介護しようとしてしまいがち。
『成果主義介護』
介護は数年のスタンスで考えないといけないが、すぐに結果を求めてしまいがち。
『育児未経験介護』
育児と介護は共通点が多いが、育児をあまり経験しなかった人は、すぐに根をあげてまいやすい。




逆に男性介護者のプラス面は、
『仕事介護』
自分なりのマニュアルが出来ればしっかりとした介護体制を作ることが出来る。
『合理的介護』
出来ないことは無理せず、合理的にプランを立てることが出来る。
『パワー介護』
強靭な体力・腕力があるので、体を壊しにくく長く介護を続けることが出来る。
『恩返し介護』
過去に受けた愛情を力に、介護を続けることが出来る。

このような特徴がみられるそうです。

また、
「しんどい時には無理をせず、介護保険を利用する事が大切」
「一人じゃない、相談できる場所・仲間を作ることが大切」
と、実際に介護を経験されている前田教授から、男性介護者へ向けてエールが送られていたように感じました。


今年はあと2回、テーマを変えて知得大学を予定しています。
参加者の皆さまに有意義な時間を過ごしていただけるよう計画していますので、機会がございましたら、ぜひご参加ください。

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